今回は前回に続きまして、長野への旅行がてら戸隠神社に訪れてきました。
この神社、なんとなく名前は耳にしたことがあったのですが、そこまで詳しくは知りませんでした。
しかしtwitterのフォロワーさんとのやり取りをしているうちにちょっと興味を持ってしまいまして、気付けば何かに惹かれるようにしてそちらに伺うことになったのでした。
しかし軽い気持ちで行ってみたら、なかなか参拝するまでが大変でした(^^;
戸隠神社とは
戸隠神社は、長野県の長野市から北西に向かったところにある、戸隠山の麓にある神社です。
ただ神社は1カ所ではなく、以下の5カ所で構成されています。
1.奥社
2.中社
3.宝光社
4.九頭龍社
5.火之御子社
このうち奥社に向かう途中の道沿いに、宝光社、火之御子社、中社はあります。
奥社と九頭龍社は接していて、道路沿いからはかなり離れたところに存在しているんですよね。
こちらの神社は創建以来2000年余りと言われていまして、かなり歴史のある神社なんですね。
奥社の創建が紀元前210年、九頭龍社はそれよりもさらに前からあるとのことです。
戸隠神社の中での本社は、奥社とされています。
御祭神は各神社で異なり
戸隠神社の御祭神
・奥社 | 天手力雄命(あめのたぢからおのみこと) |
・中社 | 天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと) |
・宝光社 | 天表春命(あめのうわはるのみこと) |
・九頭龍社 | 九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ) |
・火之御子社 | 天鈿女命(あめのうずめのみこと) |
高皇産御霊命(たかみむすびのみこと) | |
栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと) | |
天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと) |
とのことです。
奥社の御祭神の天手力雄命は、天照大神が隠れた天岩戸をこじ開けた大力の神とされています。
天手力雄命が投げ飛ばした天岩戸が、現在の戸隠山に当たるそうなんです。
また九頭龍社の九頭龍大神は、天手力雄命が奉斎される以前からの地主神とのことです。
本当は五社を巡るのが一番良いと思うのですが、今回もあまり時間がなかったので、メインとなる奥社と九頭竜社を参拝してきました。
戸隠神社奥社・九頭龍社のご利益は?
奥社の御祭神は天手力雄命なのですが、かなりパワフルな神様ですよね。
そんなこともあって、スポーツ必勝のご利益もあるそうなんですよ。
なかなか珍しいですよね。
主なご利益としては
・開運
・心願成就
・五穀豊熟
・スポーツ必勝
とのことです。
天岩戸を開くぐらいですから、力強く開運もしてくれるってことなんでしょうね。
九頭龍社の主なご利益は
・心願成就
・縁結び
・水の恵み
・虫歯治癒
などがあるそうです。
龍と言われるぐらいですので、水に縁がありそうなのは何となく分かりますよね。
しかし虫歯に効果があるというのはなかなか面白いですよね。
もし虫歯で苦しんでいる方がいらっしゃれば、一度訪れてみるとよいかもしれません。
戸隠神社奥社・九頭龍社へのアクセス
戸隠神社の奥社・九頭龍社は、長野市からは少し離れた位置にあるんですよね。
そして結構な山道を登っていくことになります。
長野駅からもバスは出ているのですが、バスで1時間ぐらいかかります。
ですから、訪れる際には車の方が便利かと思います。
道沿いには有料の駐車場もあります。
ただこちらの神社、駐車場から奥社まで
約2kmの参道を登る必要がある
ということが結構大変なポイントだったりします。
途中までは平坦な道のりで余裕なんですが、途中からかなり厳しい石段の坂道を登らないといけなくなって、息も絶え絶えになっちゃいます。
だから体力がないと、奥社まで辿り着くのはちょっとキツイかもしれません。
ここに頻回に参拝していれば、そりゃスポーツでも勝てるようになるかもしれないってぐらいです(^^;
ですから、参拝する際にはできるだけ身軽にして、それなりの覚悟で臨まれた方が良いかと思いますよ。
いざ戸隠神社の奥社へ
今回は車で訪れたので、駐車場に車を止めて出発です。
駐車場を出て左手に向かうと
奥社入り口の看板が。
こちらを左に入っていきますと
小さな川をまたいで、奥に鳥居が見えてきました。
こちらをくぐって奥社に向かいます。
最初のうちは平坦な道がずーっとまっすぐ続いていきます。
周りは緑がいっぱいなので、たくさんのマイナスイオンを感じることができるかと思います。
そしてずっと先に赤いものが見えてきます。
近づいていくと
こちらは
随神門
と呼ばれる門なんですね。
ちょうどこの辺りが中間地点なんだそうです。
ここまでは比較的スムーズに到着できるかと思います。
問題はここから先なんですよねぇ。
この先も途中までは軽い登り坂となっていますが、それほど厳しくはないかと思います。
参道の周囲は
このような杉並木となっています。
大きな杉の中には
しめ縄がされているものもありました。
中は空洞となっていて、大きなキノコも生えていましたが、何か祀られているのでしょうか?
また杉以外にも
小川が流れていたりします。
こういう自然を感じながらどんどんと奥社に向かって進んでいきます。
途中には栗のような実がたくさん落ちていたのですが、ちょっと雰囲気が違っていたんですよね。
いろいろ調べてみたところ、どうもそれは栃の実だったようです。
栃の実って名前は聞いたことがあったのですが、初めて見てみて一つ勉強になったのでした。
しかしこの参道も最後の方はかなり急な石段を登っていかないといけないので、心が折れそうになるかもしれません(^^;;;
でもそこを頑張って乗り越えると、とうとう奥社に到着となります。
戸隠神社奥社と九頭龍社の様子
で、何とか階段を登り切って到着しました。
右手には手水舎がありまして
そのさらに先には、左手に九頭龍社
階段のさらに右上の階段を上ると奥社となっています。
まずは左手の九頭龍社に。
こちらが縁結びや虫歯にご利益があるとされる神社です。
これからも良いご縁に巡り合えますようにとお願いしてきました。
続いて右手の方に向かい
最後の力を振り絞って、この階段を登りきると、目的の奥社に到着となります。
こちらが戸隠神社奥社となります。
こんな大変な場所なんですが、かなり多くの方が参拝に来られていました。
みんなすごいなぁと感心するばかりでした。
もしかしたらアスリートの方もたくさん参拝されているのかもしれませんね。
自分は特にスポーツで勝負しているわけではありませんので、しっかり開運を祈願してまいりました。
ちなみにこちらにご利益などが書かれていました。
(少々しめ縄のせいで見にくくてすみません)
九頭龍社の左手の方に向かうと、授与所がありました。
せっかくここまで来たので、御朱印をいただいてきました。
しかし新型コロナの影響で、参拝した際は紙朱印のみとなっていました。
また落ち着けば御朱印帳に記入していただけるようになるんでしょうかね。
ちなみに奥社と九頭龍社の紙朱印の初穂料は、それぞれ400円となっていました。
(5社共通とのことです。)
授与所から奥社の方を見ますと
この日はちょっと曇っていましたが、バックには山が見えてなかなか良い景色でした。
この奥が戸隠山になるんでしょうかね。
こちらで休憩をしっかりとった後、帰りはゆっくりと下山してきました。
戸隠神社奥社と九頭龍社の御朱印
今回戸隠神社でいただいてきた御朱印がこちらです。
まずは戸隠神社奥社の御朱印です。
そして九頭龍社の御朱印です。
どちらも比較的シンプルな御朱印ですね。
でも苦労して参拝しただけあって、いただいてきた価値を感じてしまいますね(^^)
今回は時間の都合上、奥社と九頭龍社のみでしたが、他の3社は比較的参拝しやすいかと思います。
ですから、ちょっと時間があれば5社を一日で回ることも可能ではないでしょうか。
自分もいつかは残りの3社も再度制覇しに訪れてみたいと思っています。
でも奥社に通いつめれば、本当にかなり鍛え上げられると思いますよ(笑)
体力に自信のある方は、ぜひ一度奥社に参拝に行ってみてくださいませ。