引き寄せの法則を実践していると、ちょっとどうしたらよいのかと悩むことってあるんですよね。
今回はそんな中の一つである"執着"ということについて見ていこうと思います。
引き寄せの法則における執着とは
引き寄せの法則を勉強しながら実践しようとしていると、どうしたらよいのか困ってしまうことが時々あります。
その中の一つに
執着
というものがあります。
執着は一般的に使われる意味と一緒で、対象とする物ごとにこだわり過ぎることで捉われてしまい、そこから離れられなくなってしまうことを指します。
この執着というもの、引き寄せの法則においては執着は持ってはいけないものとされています。
執着を持つなというのは簡単ですが、それを理解して実践するのって実はなかなか難しいんですよねぇ。
強い願望と執着の違いは?
引き寄せの法則において、"願えば、かなう エイブラハムの教え"では、願望が実現するまでに3つのステップがあるとされています。
願望を実現化する3ステップ
- 求める
- 答えが与えられる
- 与えられた答えを許可して招き入れる
また"ザ・シークレット"でも同様に、創造のプロセスで引き寄せるには、以下の手順を踏むとされています。
願望を実現化する3ステップ
- お願いする
- 信じる
- 受け取る
どちらもまず第一段階として"求める"や"お願いする"という行為をして、引き寄せたいものを望みますよね。
そしてこの時の感情や思い入れが強ければ強いほど、強力に引き寄せられるとされています。
そう考えると、執着ってのもある意味強い感情をもち、強く引き寄せたいと感じているはずなので、一緒なのではないかと思っていました。
しかし実際は、執着があると引き寄せられないと。
最初はその違いもよく分からず矛盾のようにも感じてしまい、"じゃあどうやって対処すればよいのか?"と悩んでしまいました。
そんな風に考えている方、他にもいらっしゃいませんか?
しかしいろいろ調べてみたところ、たしかに強い願望と執着は違うということが分かってきました。
執着と強い願望の根本的な違いは
不足を感じているか
ということだったんですね。
執着というのは、現時点で不足を感じており、それを何とかしたいと強く感じているという状態なんですね。
不足を感じていれば、当然"その不足している"というところに焦点が行ってしまいます。
そうすると宇宙は"不足している"ことを求めていると考えて、不足している状態をさらに与えてくれるという結果になってしまうんですね。
例えばお金のことでも"お金が欲しい"ということに執着している状態というのは、"お金が足りない"ということにフォーカスが行ってしまっているという状態なんですね。
そうするとさらに"お金が足りない"ということが引き寄せられてしまって、本来引き寄せたい"お金"はいつまでたっても引き寄せることができないという結果に終わってしまうんです。
いやぁ、なかなか難しい話ですよね。
ほんと引き寄せの法則って、使い方を間違えるととんでもないことになってしまいそうです(^^;
執着と強い願望のちがいに気付く方法
そんな恐ろしい結果を招きかねない"執着"なんですが、自分が持っているのが"執着"なのか"強い願望"なのか、どちらかを確認する簡単な方法がありました。
それは
自分が望んだ時の感情を確認してみる
ということです。
執着の状態というのは、先ほど述べたとおりで不足を感じている状態です。
その時というのは、ある意味ネガティブな感情ですよね。
ですから気分としてはあまり良くない状態にあるわけです。
つまり強く望んでいても、それが焦燥感などを持って求めている状態というのは"執着"ということになります。
逆に気分が良い状態で望みを持っているというのは、純粋に"強い願望"と捉えて良いのかと思います。
これまでの引き寄せの法則の中でも述べてきましたが、自分の気分を確認してみることも非常に重要ってことですね。
感情の確認の重要性については、こちらにも書いています。
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引き寄せには自分の感情を常に監視して良い気分でいることがとても重要です
続きを見る
執着を上手に手放す方法とは?
執着と強い願望の違いはご理解いただけたでしょうか?
ではもし"自分が執着を持ってしまっていた"という場合、どのようにしてその執着を手放せばよいのでしょうか?
これってなかなかどうしたらよいのか分からないですよね。
自分も最初は良い方法が見つかりませんでした。
ついつい強く欲しいと願うものの、潜在意識のレベルでは知らないうちに執着になっていたりして。
しかしその執着を上手に手放す方法が、ある本を読んでいてさらっと書かれていたのでした。
それは"ザ・シークレット"の中にも登場する方が書かれている"ザ・キー"という本です。
この本の中で、成功への鍵とされている考え方に
それ以上を必要とせず、それ以上を求めること
と書かれていました。
これだけ読むと、なんだか意味が分かりにくいですよね。
これをもっと端的に言うと
いま、満足すること
ということなんですね。
要するに、不足を感じて願いを求める前に、まずは自分の現状を見直してみて、その状態に満足しましょうということです。
そして満足するということは、つまりは
今の状態に感謝する
ということにつながってくるんです。
以前書引き寄せの法則を実践するうえで感謝するのは重要ということを書きましたが、まさにそういうことなんですね。
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引き寄せを加速するには感謝の気持ちを忘れずに
続きを見る
ですから、"あれが欲しい"あるいは"ああなりたい"という願いを引き寄せたいのであれば、まずは現在持っているものやその環境に感謝するということがとても重要ということですね。
それをすることで、執着を手放し、良い気分で強い願望を持てるというわけですね。
これを読んで
と、かなり衝撃を受けたのでした。
ですから、もしどうしても執着を持ってしまって引き寄せがうまくできないという場合は、まずは自分の置かれている現状に感謝の気持ちを持ち、そのうえでさらに望むという行為を実行されてはいかがでしょうか?
もしついつい執着を持ってしまうということでお悩みの方は、ぜひこの方法をお試しくださいませ。