"努力"という言葉、どちらかというといい意味でとらえられることが多いですよね。
たしかに"何かをやり遂げるには努力が必要!!"などと言われることもあります。
しかしいくら頑張って努力していても、思うような結果が出ないこともあるわけで。
そんな時"これだけ努力したのに、まったく成果が実らずにつらい"と感じてしまうこともあるんじゃないかと思います。
もし"自分がいくら努力していてもまったく報われない"と感じるようであれば、ちょっと考え直した方が良いかもしれないよということを今回はお話していきます。
目次
頑張っていてもなかなか成果が出ない
"ちゃんと努力しているのにうまくいかない"
"頑張ってやっているのに成果が出ない"
そんな風に感じながら日々努力を続けていらっしゃる方も多いんじゃないでしょうか。
もちろんそのつらい時期を乗り切れば、望んだ結果を手に入れることはできるかもしれません。
しかしどれだけ努力しても、最終的にそれが報われずに落胆される方もいるかと思います。
もし努力してもうまくいかないとなると、今後努力するのが嫌になってしまうことも当然ありますよね。
また"自分の努力が足りないんだ"と自分を責めたり、"自分はいくら努力しても才能がないから無駄なんだ"などと、自己否定に入ってしまったり。
どんどんネガティブな方向に考えが及んで行ってしまう方も中にはいるかもしれません。
自分もこれまでにいろいろなことで努力して、頑張ってやってきたこともありました。
しかしいくら死に物狂いで努力したとしても、期待したような結果が得られず、失望したことも数えればキリがありません。
しかし努力しても報われないというのは、自分が決して悪いのではなく、実は原因があるかもしれないのです。
引き寄せの法則から見た努力について
今回も前回に続きまして、"引き寄せの法則 エイブラハムとの対話"を読んでいたのですが、その中で"はっ!!"と思うことが書かれていたのです。
この本は古い本なんですが、本当にいいことがたくさん書かれています。
最初に読んだころには全然響かなかったような気がするのですが、引き寄せの法則を勉強してから読むと、すごく納得できることが多いというか。
読んでいて謎が解けるようなことが度々あります。
今回の"努力が報われない"という場合も、もしかしたら引き寄せの法則の観点から検証してみると、その原因となるものがあるかもしれないのです。
望むものがはっきりしていますか?
努力がうまくいかないというケースでは、ここにまず注意しないといけないんです。
そう
自分が何を望んでいるのかが分かっているのか
ということです。
これに意外と気づいていない方も多いんじゃないでしょうか?
努力することが美しいと捉えられる傾向もあるため、とりあえず努力するって方も結構いると思うんですよ。
努力してさえいれば、その先必ず良いことがあると。
これだと努力したという自己満足は得られるかもしれません。
しかし結局望むものがはっきりしていないので、目的とするものを手に入れることはできないというわけですね。
まぁ当たり前と言えばそうかもしれませんが、その"努力することが正義"というような考えに毒されていると、つい何が本来重要だったかが分からなくなってしまうんですよね。
だからまずは一度立ち止まって、本当は何を得たいのかについて考えてみてください。
望むものをしっかりイメージすることが第一歩
エイブラハムとの対話の中でも、重要なこととして以下のように書かれていました。
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話より
望むものを手に入れようとしていきなり行動に走るのではなく、「望むものが実在すると考えなさい」と私たちは言っている。望むものをビジュアル化し、はっきりと見て、期待する
ーーーそうすればそれは実現する。
自然に道がわかり、インスピレーションが与えられ、完璧な行動に導かれ、求めるものにつながるプロセスが開かれる。
それなのに、私たちが話していることと世間の大半の人たちのやり方には大きな違いがある。
この中にも書かれているように、まずは得たいものや状態をしっかりイメージすることから始めましょう。
行動することももちろん重要なんですが、その前にしておかないといけないのは
思考をしっかりすること
というわけですね。
得たいものを得られたというイメージが湧いてくると、当然前向きの明るい感情にもなります。
未来に向けて楽しい創造をしていると、楽しい行動のインスピレーションもどんどんやってくるんですね。
だから努力するというよりは、望んでいる結果を想像して、楽しい行動をどんどんしていると、最終的に幸せな結果が得られるってことですね。
他の人から見たら、ものすごく努力しているように見えることでも、当の本人はそれほどまでに苦痛に感じていないっていう話もありますよね。
これがまさに本人は楽しい行動をしていたら、その願望が叶っていたという流れなんじゃないかなと思います。
またいわゆる"フロー"という状態に入れるのも、このように気分良く何かに集中している人が入れるのかもしれません。
たしかにイヤイヤ努力して作業しているような場合には、なかなか集中して物事に取り組めないですもんね。
努力し始める前に望むものを想像しましょう
というわけで、努力を始める前に、まずはそのゴールとなるものをしっかり思考して、その状態を望んでから行動しましょうというお話でした。
自分も努力するという行動自体を決して否定する気はありません。
努力の結果得られることもたくさんありますからね。
しかしむやみに努力だけして、疲弊している方々もたくさんいるんじゃないかと思ったんですよね。
せっかくの努力が無駄になってしまわないためにも、このようなことにぜひ心がけるようにしてください。
そうすれば、これまでよりも努力に対する辛さが軽減し、望む結果も得られることになるかもしれませんよ。
今後は自分もそうしてみようかと思います。